タイトルのまんまです。
前記事の予感通り、
徐々にたっ君の焼きもちが酷くなり、
私は今までこんなに自分の行動を縛る人とお付き合いをしたことがなかったので、
たっ君の気持ちが分かりかねました。
「僕はティアラさんの全てを把握したいと思ってるよ」
と真顔で言われた時でさえ、
「嘘でしょう?またまたぁ。奥様とも普通に仲良しじゃない。」くらいの捉え方で…。
それに、
たっ君は、お付き合いをするに当たり、
カズさんの事もゆうさんの事も知っていましたので、
「ティアラさんは変わらなくて良いからね。ただ、嘘はつかないでね。」
と言ってくれていました。
それでもあの時、
…ゆうさんではなくて、女友達と言っておくとか、
…カズさんから連絡が来ていても、もう来ていないわと言うとか、
嘘が付ければ良かったのかもしれません。
でも、たっ君は非常に記憶力が良く、
心の機微を読み取る事に長けているだけに、
誤魔化しが全く効きませんでした。
私の話を私自身より覚えていて、
照合しながら攻め込んでくる感じで…私はまるで被疑者にでもなったかのように感じる事さえありました。
主人やカズさんとは正反対のタイプでした。
嘘が下手な私の話なんて、
すぐにボロが出てしまうのでした。
そんな私に、
たっ君は、
「もう、他の男と会うな」と言いたいのに言えず、
ジレンマに悩まされて不眠で体調を崩す程、
私にイライラしていたようです
聞かなけりゃ良いのに、
会う度に必ずその話題を振り、
裏でこそこそしてるって。
そういうの狡いからって。
別にこそこそしていないし、
やましい事もないし、
焼きもちを焼かせるレベルのものでもないし…
黙ってしまう私と、
問い詰めざるを得ないたっ君。
当然不穏な空気になっていくわけで
そして、ある日、たっ君は爆発してしまいました。