たっ君の告白
「たっ君は、私をただのお友達だと何度も言ってきたのに、どうしてその様な事を言うの?」
という、私の、冷静だけれど少し甘えた口調に、
少しの間を置いて、ため息混じりに
「…好きだから。
…ティアラさんの事が好きだからという理由だけじゃだめなの?」
と、真っ直ぐ私の目を見て言いました。
……💧
今、なんて言った?
自分の言った事分かってる?
頭がぐるぐる回っていて無言の私。
たっ「一日中ティアラさんから連絡がなくて、あのバカ何やってんだよと思ったらムカついてきてさ。
そしたら苦しくて気持ち悪くなって。
これが焼き餅だと気付いたら、好きなんだって思ったんだよ。
こんなの20年振りだよ。
自分にびっくりしたよ。
焼き餅ってこんなに苦しかったんだって思い出しちゃってさ。
本当に苦しいから、お願いだからもうこういうのやめて。」
と、私に話すたっ君は、
母親に叱られて、
許しをこう様な表情をしていました。
思わず
「子供かっ!」
と、突っ込みを入れるのを必死に堪えた私でした。