ある時、電話でのたっ君の失言で、
いえ、たっ君のせいではないかな。
私の為を思って言ってくれた事だったのだけれど、
たっ君が私の耳に入れなければ、
知らないで済んだ事かもしれない。
どちらにせよ、
とにかくその内容は
私にはとてもショックな事で、
電話で堪えきれずに泣いてしまいました。
たっ君は、失言だったと、
わざわざ耳に入れることではなかったと、
何度も何度も謝ってくれて、
私が落ち着くのを根気よく待ってくれました。
その時に、
何故、こんな時に抱き締めて貰えないのか、
2人きりになれる所へ行けないのか、
ポツリと言ってしまいました。
たっ君は、ただただ謝ってくれました。
それでも検査には怖くて行けないと言いました。
私は、今のままで大丈夫だから、
泣くようなことではないから、
本当にごめんなさいと謝って、
その時は電話を切りました。